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現在の仕事について教えてください | |
当社ではロータリバルブなどの単体装置のほかに、粉粒・流体プラントのエンジニアリング事業も行っています。私はそれを担当するセクションのエースとして、特殊なジャンルの製品開発、ライン全体を見ることがミッションです。自分でも機器の設計を行いますが、上司として、部下の設計したもののチェックも行わなくてはなりません。お客様に納入する機械を作るという仕事上、万一は許されないと肝に銘じ、丁寧に確認を行っています。
これまでのエンジニアリング例で言うと、都市ゴミ焼却場でダイオキシンを中和するために炉へ入れる「消石灰」の吹き込み装置。ブロワ(空気を発生するポンプ)、スクリウフィーダ、ロータリバルブなどを組み合わせ、一つのラインをつくりあげるわけです。
また、お客様や製作依頼先との技術上の打合せもあります。全国の浄水場や焼却設備を飛び回ることも多いのですが、お客様から私が思いもしないような視点からの質問を頂くこともあり、どんな局面でも落ち着いて対処し解決できるように、知識を吸収している毎日です。帰社後は、技術報告書や見解書の作成も重要な仕事の一つとして行っています。
営業→開発→設計→製作→出荷→アフターサービスと、メーカとしての一連の流れを間近に見ていることが、何より私を早く成長させてくれる要因だと考えています。 |
志望動機、入社を決めた理由は? | |
私が就職活動を行っていた頃は、インターネットで各企業の新卒募集を知ることの出来るようになったばかり、その前年の調査ではパソコンには何はともあれ触ったことのあるという学生が80%台という頃でした。当社もそれらを見て、だんだんインターネットでの募集が可能になると判断して、このときからテスト的に始めたとのことです。それが、時代はあっという間に進み、もうインターネットで企業を探すのが“当たり前”の時代になってしまいましたね。 私はインターネットの募集ナビで当社をみつけ、資料を送ってもらい(この頃はまだ詳しい資料は郵送されてくる時代でした)、その資料に掲載されている空気輸送技術に興味を持ちました。会社説明会にも参加し、面白いことをやっている会社だと思いました。また会社の規模があまり大きくないので、自分で色々なことをやれそうだなとも思いました。自分の仕事を振り返って、これは間違いではなかったなと思っています。
ただ、入社したての頃は、自分は何も知らないし力もついていないので、何でもやれると思っていたのに、何も出来ないという葛藤がありました。でも、性根を据えて頑張り少しずつ力をつけていくうちに、どんどん仕事が面白くなっていきました。今では、部長として色々な仕事を任せてもらっています。フルード工業は頑張り甲斐のある会社だと思います。 |
仕事をするうえで大切にしていることはありますか? | |
誠実と時間の両立です。失敗してしまったときは、時間に限りがある中で、最低限やるべきことを挙げ、一つ一つ片付けることを大切にしています。 |
仕事において一番うれしかったこと、感動したことは何ですか? | |
仕様の厳しい案件において、客先より立会検査で受けた重い指摘に対し、当社とともに協力工場方々が必死で対応して下さったとき。 このような素敵な方々に支えられていることに深く感動しました。 |
オフの過ごし方は? | |
最近は歴史めぐりと花を育てることがマイブームです。 |
どのような方と一緒に仕事をしたいですか? | |
なにか失敗してもめげず、常に前向きで考えられる人、つまり素直に、建設的に物事を考えられる人と一緒に仕事をしたいです。 また、社会人は、大勢の人達と一緒に仕事をしていかなくてはなりません。当社の製品は全国津々浦々、そして海外でも使われており、お客様対応も様々です。当社はエンジニアリングと機器設計が主であるので、製作は自社の他、外部の協力工場で行われることも多く、製作依頼先には客先と同等の対応が必要となります。そのため、相手から正しい情報を得て、こちらからは正しい情報を伝える必要性があります。 すなわち、コミュニケーション能力がとても大事で、同時に強い理解力も必要になります。また技術系の場合は、物理的事象への把握力も大切なところです。 |