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納入事例・実績Case

フルードの技術とアイデア力が生かされた数々の納入事例

空気輸送装置

酸化を嫌う高温樹脂ペレットをN2ガスで輸送
大手石油化学会社様へ納入
高温樹脂ペレットを、不活性なN2ガスを用いて高温のまま輸送する装置を納めました。熱・N2ガスのロスを防ぐため循環式で行い、お客様が今まで実現できずにいた製品の開発を可能にしました。
装置の新設・建屋の新築なしで、能力を倍増
大手食品メーカー様へ納入
先々をも踏まえ、売上増・70%の能力増強のため、建屋を新築し新たに装置をもう1ライン増設することを計画していた業界トップの食品メーカーさんがありました。
相談を受け、まず既存の装置を調査すると、設計上の余裕度と考えられるものが全体で32%分あり、かつ、プロセス毎の機器・装置の規格の段階上の違いからくる各々の上限能力に差異があり、38%も余裕のあるものも存在することが分かりました。つまり、1.32×1.38=1.82倍です。ご要望の能力を十分クリアしている部分がかなりあることが把握できました。それらに対し、回転数を上げ動力をアップさせたり、どうしても追いつかない所は不足を補うだけのバイパス用に小形の空気輸送装置を組み込んだりするだけで、装置全体の能力もクリアしてしまいました。結果、建屋の新設も、装置全ラインの新設も不要となり、極めて少ない費用で所期の能力が出せてしまったため、お客様のご担当は社内で褒められ、社長様まで大喜びだったとのこと、こんな事例もあるのです。
空気輸送装置を使った給餌のようす

空気輸送装置を使った給餌のようす

 
厳冬の生簀に人が落ちずにすむようになった事例
養鱒場様へ納入
日本最大級の養鱒場様へえさの供給用に空気輸送装置を納入しました。それまでは、場長さんを先頭に魚のお食事時になるとバケツを持って大きな生簀の細い縁を歩いて回り給餌していました。大変な仕事です。冬は足場が凍りますからつるつる滑ります。スケートリンクをバケツを持って長靴で歩く姿を想像してください。現実に時々落ちるのだそうです、当然でしょう。これをフルードの空気輸送装置が解決してしまったのです。最長120mの距離を輸送し、生簀に直接投入するだけです。実に順調。お喜びいただき、ほんとうに嬉しそうでした。
40㎜もの大粒の餌を直接海上の生簀へ投入した事例
養鱒場様へ納入した空気輸送装置の技術を応用した例もあります。海上にあるハマチの生簀に、今までは船の上から重いバケツで40mmもある大粒の餌を投入し与えていたのですが、船上に空気輸送装置を設置し、そこから餌を打ち込むのです。鱒と違いハマチは大きいですから装置も大きく25t/hです。飛距離の調節は高射砲と同じ原理を使い、吹き上げる角度の調節で行いました。もちろんといっては何ですがすごく喜ばれました。
破砕防止技術が生かされた活性炭空気輸送装置

破砕防止技術が生かされた活性炭空気輸送装置

 

破砕防止技術が生かされた事例

粒状活性炭の輸送ラインに弊社の空気輸送装置をご採用いただきました。粉が飛散しないように粒状にした活性炭が破砕しては意味がありません。お客様も輸送中の破砕による商品価値の低下を心配されていました。しかし、フルードの破砕防止技術がフルに生かされ、実証試験では厳しい破砕率の条件をきっちりクリア。お客様に素晴らしいと驚かれました。

ロータリーバルブ

標準機だけでなく、特殊構造・特殊素材製も各種納入してきました
フルード工業のロータリーバルブの強みはこちら
 
窒素珪素ロータを装着した高額なロータリーバルブ

窒素珪素ロータを装着した高額なロータリーバルブ

 
窒化珪素製ロータを使ったロータリーバルブ
窒化珪素製というと、ボルト一本でも万円単位の高価なもの。しかし、数百℃の高温・塩酸雰囲気で、しかも摩耗性原料の製造ラインでしたので、これしか選択肢がありませんでした。予備に本体を1台付けましたが、1台2000万円余。お客様はご覚悟されていたようですが、この高額さにメーカーである私共の方がびっくりしてしまいました。
完成していよいよ出荷の段階になり、大変困った問題が起きてしまいました。非常に硬いものゆえ逆に破損しやすいのです。そのうえ高価過ぎて運送保険の引き受け手がいなかったのです。重文の仏様などの輸送も得意とする日通さんに当たってみましたが、やはりダメ。お客様と相談の結果、十分に注意して輸送し、万が一の折りには折半負担でということで、運転手にもこんこんと注意を伝えた上、出荷となりました。
お陰様で1000km余の距離を無事走り抜けてくれ、胸をなで下ろしました。無事据え付けもされ、ノントラブルで現在に至っています。
重固着対策機(ロータリーバルブ)

重固着対策機(ロータリーバルブ)

 
軟化点との差が10℃しかない樹脂を問題なく排出できたロータリーバルブ
軟化点との温度差が10℃しかない樹脂粉にロータリーバルブを使用されていたお客様から、溶けた樹脂が固着するため毎日分解清掃しているが、せめて週1回程度の分解で済むようにして欲しいとのご要望がありました。
フルードの重固着対策機をお勧めし、交換していただいた結果、完全に解決。以来、一度も分解せずに運転していると驚いていらっしゃいました。
軽くひらひらした大豆の皮の排出不良を解決したロータリーバルブ

大手食用油製造メーカーであるお客様から、お客様がご用意したロータリーバルブでは、扱い品である大豆の皮がロータリーバルブ上で流下しなくなることがあり困っているとのご相談がありました。詳細をお伺いした結果、ロータリーバルブの下が高圧の条件で、既設のロータリーバルブではシール性能が不十分ゆえ、発生した上向きの気流により大豆の皮の流下が妨げられていることが原因でした。大豆の皮をスムーズに流下させるには上向きの気流をどのくらいに抑えれば良いのかを技術検討のうえ、十分なシール性を担保できる設計・構造のロータリーバルブをご提案いたしました。

導入後はトラブルなく操業できるようになり、良好なお取引きを継続いただいております。
内部への固着によりロータリーバルブの運転不能問題をかかえる樹脂粉の排出で、トラブルを起こさなかったフルード製ロータリーバルブ
粉砕機の周辺機器として各メーカーのロータリーバルブを購入される粉砕機メーカーのお客様より、ロータリーバルブ内部への固着によって運転不能になってしまう問題が頻発するある樹脂の粉砕設備において、フルード製のものはトラブル発生事例が無いとの声をいただきました。フルード製ロータリーバルブ(樹脂対策機)の良さをお客様自ら社内関連部署にご紹介くださったとのことです。
食品粉末の音発問題を解決したロータリーバルブ

食品メーカーであるお客様は、粉末食品の製造ラインで使用していたロータリーバルブの音発にお悩みでした。この粉末食品は、元来固着の懸念がある類のものであるうえ、過熱、粉砕、乾燥などのプロセスを経て製造されており、原料の含有水分や周囲温度の違いによりわずかな結露水分でも付着や固着が助長されてしまうものでした。

また、空気輸送方式で輸送されるラインではエアシール目的としてロータリーバルブが使用されており、上下の圧力差に耐えうる機械剛性に併せて、食品製造ラインということで、衛生管理上 日に何度も分解清掃を行うことが可能なサニタリ性も必要でした。使用されていたロータリーバルブは分解が容易な反面、上下の圧力差に対して剛性が十分とは言えず、圧力を受けて変位したロータがケーシングに接触したり、扱い品の固着層をロータで摺ったりして音発しておりました。

分解が容易なうえ、上下圧力差が大きな条件下でも使用可能なフルード製サニタリタイト形ロータリーバルブに重固着対策を施した機種をご採用いただき、音発問題が解決されました。
高温になる条件でロータが熱膨張で接触してしまう問題を解決したロータリーバルブ
食品原料の製造メーカーであるお客様は、微粉砕直後の蓄熱した粉末の排出に使用していたロータリーバルブのロータが熱膨張して接触し、ロータおよび被接触部が削れて金属くずが発生してしまう問題でお悩みでした。

当該ロータリーバルブはエアシール目的で設置されていたためか、クリアランスはロータの熱膨張が見込まれていない小さな値でした。

ロータの熱膨張に対応でき、なおかつ十分なエアシール性能を発揮できる構造とクリアランスで製作したロータリーバルブを導入いただき、ロータが接触する問題は解決されました。

トリプルダンパー

高温、高シール、高耐摩耗仕様のトリプルダンパー

高温、高シール、高耐摩耗仕様の

トリプルダンパー(三段ダンパー)

 
トリプルダンパー(不可能だった製品の製造が可能になった事例)
大手研磨剤製造会社様で、大粒の研磨剤用セラミックのボールを、高温・高圧・摩耗性大という三重苦をかかえた製造工程から排出することに苦慮しておられました。私共に白羽の矢が当たり、エアバランス装置付高シールトリプルダンパーを納入させていただいて、この製品の製造が可能になりました。すごくお喜びいただけました。

高性能サイクロン

バグフィルタまで粉が行かない、つまり全部捕れてしまった大形低濃度用サイクロン

バグフィルタまで粉が行かない、つまり全部捕れてしまった大形低濃度用サイクロン

 
穀粉会社様に納入された大形低濃度用サイクロン
九州の穀粉会社様がバグフィルタの負荷を軽くする目的でフルードの製品をご採用くださったのですが、実証試験の折り、後方のバグフィルタに粉が行くことなく、低濃度用高性能サイクロンで全部捕れてしまいました。
ご担当者はびっくりしておられましたが、社長様もこれならバグフィルタ無しでも良さそうだねとおっしゃっていたとのこと。
ご採用いただいている高濃度用サイクロン

ご採用いただいている高濃度用サイクロン

 
高濃度用サイクロン(コンタミの心配から解放され、大満足をいただいた事例)
ある大手石油化学会社様では、樹脂の製造工程における原料の捕集に、一般的なサイクロンの90%程度の捕集率では歩止まり上お話にならないため、バグフィルタをご使用なさっていましたが、常に微量でも繊維のコンタミを心配されていました。しかし、フルードは30μmレベルの微粒子を99.8%以上捕集できる技術を持ちます。ここに目を付けてくださり、実証実験の結果に満足され、納入となりました。このお客様は、以後すべてフルードのサイクロンをご採用くださっています。

大手石油会社様に納入された高濃度用サイクロン

大手石油会社様に納入された高濃度用サイクロン

 
高濃度用サイクロン(100%捕集、100%ファインがクリアされた事例)
サイクロンは一般に一升瓶をひっくり返したような形のものですが、これですと空気輸送用など高濃度下で使用すると下側は詰まり、捕集できなくなってしまいます。これを解決したのが高濃度用サイクロンです。ファインを求められる石油化学、医薬品、化粧品、食品会社様をはじめ、何社にも多数納入され、好評をいただいております。

全く問題がなく、お客様と大笑いしてしまいました。全く問題がなく、お客様と大笑いしてしまいました。

 
大形円筒形サイクロン(胸をなでおろした納入事例)
大手化学メーカー様に納入
夜、赤いランプを点けながらトレーラーで出荷されて行きました。しばらくした夕方電話が鳴り、「試運転に入ったが全く捕集されていない、明日すぐ来るように」とのお達しがあり、さてさて前代未聞、そのようなことがどうして?!と首をかしげつつも、慌ただしく現地へ向かう人選をしていた所、夜になって再度電話が入り、申し訳けなさそうなお声で「明日来なくて良い」と。現場で、バグフィルタの所に全く輸送物が来てないので、サイクロンが捕集してないのだと早やとちりされてしまったのだとのこと。電話を下さった方と大笑いになってしまいましたが、すべてサイクロンで捕れてしまっていたのでした。めでたしめでたしとなりました。

液体サイクロン

液体サイクロンを分離器として使った納入事例
(ストレーナーの清掃が全く不要になりました)

工場内で使う清水として、河川の伏流水を汲み上げ、微量の砂粒を含むため流路にストレーナーを設けてろ過されていましたが、清掃が大変とのことで液体サイクロンをご採用いただきました。結果、実質すべて捕集され、安全のためストレーナーは引き続き残されましたが、清掃の必要がなくなったとお喜びいただけました。

 

●仕様
 扱い品 : 砂粒
 粒 度 : 主として100~400μm程度
 濃 度 : 微量
 水 量 : 16.8t/h
 口 径 : 50A
 材 質 : SUS304
液体サイクロンを濃縮機として使った納入事例
(ユーザー様の無駄が大幅になくなりました)

液体と一体となってしまっているコロイド状(主として10μm位)のようなものには濃縮機としては使用いたしますが、本例では、廃液を3倍程度の濃度に濃縮いたしました。この結果、濃縮液は原料の中間工程へ還流し、原料として再利用できるようになり、排水(上側)はその分不純物の少ない水となり、排水系の負荷が大幅に改善されました。本件は捕集側・排水側共に大きなメリットが出ました。

 

●仕様
 扱い品 : 建材原料
 粒子径 : 主として10μm程度、繊維状のものを若干含む
 濃 度 : 1%程度のスラリー
 温 度 : 常温(水温)
 排水量 : 60t/h
 口 径 : 80A
 材 質 : SUS304

その他装置

この折りいただいた感謝状

この折りいただいた感謝状

 
フロン回収装置に関連して感謝状をいただいた事例
オゾン層破壊という地球規模の環境保護の問題から、フロンの回収が急務となったとき、現経済産業省の肝いりで、日本の大手プラントメーカーとドイツを中心とする海外メーカーとの間で熾烈を極める競争になり、日本のメーカーが勝ち、国から表彰を受けました。私共も冷蔵庫等の破砕~回収工程でそれらの回収方法に対する技術とアイデアの提供とともに、特殊噛込防止形ロータリーバルブ、テーブルディスチャ―ジャ、集塵装置などを納入し、感謝状をいただきました。
多くの皆様に支えられて。
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