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エアースライダーAir Slider

粉が水みたいに流れる!?2分半でわかるエアスライダ

 

 

A形エアースライダー(エアースライド)

低動力のエアレーション式輸送機! 鉱工業品、食品、医薬品、化学品など、すべての粉体に

     
エアスライダ   粉体に適切な方法で流体を加えると流動化現象が起こり、粉体は安息角を失いあたかも水のように波打ちます。この状態に対しわずかな傾斜を与えると、粉体は水が樋を流れるように流下します。これがエアースライダーです。
検査が終わり出荷待ちのエアースライダー群    

特長

■省エネ(エコ)
流動化させた粉体をわずかな傾斜角に沿って自重で流下させるため、他のコンベアに比べてはるかに低い動力での輸送が可能です。
 
■メンテナンス性抜群
シンプルな構造で、かつ可動部が無いため、他のコンベアに比べてメンテナンスが非常に簡単です。点検口の取り付けも可能です。
■密閉輸送で飛散・コンタミなし
トラフ内を粉が流下するので、飛散や異物混入のおそれがありません。
 
■粒子の破砕がありません
可動部が無く、流速もゆるやかなため、粉粒体の破砕は実質「ゼロ」です。
■レイアウトが自由自在
カーブも分岐も可能、複数の排出口を設けることも可能です。
 
■貯槽からの排出にも
原料粉体や製品の貯槽からの排出にも、この技術は応用できます。
■振動がありません
振動がないため、鉄骨建屋などでも使用が可能です。
 
 

サニタリー式エアースライダー

食品・化学品・医薬品にもOKな食品専用機(食品規格適合機)です。

コンタミを嫌う食品などの輸送にご使用いただけます。

化学品・医薬品専用機もあります。
 
 
  サニタリー仕様エアスライダー
 
  食品工場に納入されたサニタリー式エアースライダー

 

適用粉粒体例

鉱工業品 セメント、タルク、硅砂、長石、フライアッシュ、煙灰、集塵灰、カーボン粉、カーボンブラック、リン鉱石粉、グラファイト、マグネサイト、二酸化マンガン、アルミナ、ボーキサイト、シリカ、石膏、石灰、ソーダ灰、陶土、ベントナイト、微粉炭、石粉、消石灰、建材粉、など
食品 小麦粉、デキストリン、グラニュー糖、ブドウ糖、米粉、きな粉、など
医薬品、化学品 重炭酸ナトリウム、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、硫安、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、酸化鉛、合成樹脂粉、アセチルセルロース、粉石鹸、リン酸ナトリウム、など

※その他、流動化しやすい微粉~粗粉なら何でも可。

構造・寸法・能力

構造

寸法・輸送能力・質量
A[mm] B[mm] 輸送能力[m3/h] 質量[kg/m]
50 125 3 25
100 160 8 30
125 160 12 35
160 160 18 40
200 224 28 55
250 224 56 60
315 280 90 75
400 355 280 95
500 400 900 115

 

(記) 1.表示能力は粉体物性、角度、他諸条件により変わります。
  2.上記より大きなサイズも製作しております。

 

製品事例

SUS304製、鉱石粉に使用
汎用タイプ
 
SUS304製、重炭酸ソーダに使用

 

エアースライダー・エアースライドとは

  

 空気を使って、物を浮かせるようにして滑らせるものであれば、エアースライダー、エアースライドと呼称して不自然はなく、このようなものの名称は色々存在しうるでしょう。

 ここでは、フルード工業のテリトリーである粉体輸送用に絞ってご説明いたします。

 ● 粉体輸送用エアースライダー(エアースライド)の原理

  

   粉体は適切に流体を混合すると、摩擦抵抗を失い、あたかも流体のような性質になります。これを流動化といい、地震などのとき砂地で起きる流動化現象は、まさにこれです。

 粉体輸送の分野でもこの原理を応用し、粉体に空気などの気体を適切な量と方法で混合すると、粉体が流動化(エアレーション)し、あたかも流体であるかのように波打ち始め、これにわずかな傾斜を与えると、流体と同様に流れ下ります。これをコンベアとして利用したのがエアースライダー(エアースライド)です。

 このコンベアは重力エネルギーを利用しているので、動力が他の方式に比してずっと低く、構造もシンプルなのが大きな特徴です。
 ● エアースライダー・エアースライドの呼称について

  

   エアースライドの呼称は米国のFuller社の登録商標で日本のメーカーが提携、使用していたものです。その後、日本での文献にも一般名的にこのエアースライドが使われ、他のメーカーのカタログなどにもエアースライドの呼称が散見されました。

 ちなみに、1975年以後に日本の提携先が、登録商標であることを警告した経緯がありますが、現在は登録されていません。

 フルード工業では創業当時(1969年)未だ登録されていた時代であったのでこの呼称を避け、一般名としてのエアースライダーを採用し、現在に至っています。

 

注.エアースライドはホームページ上の表記で、実際に登録されたものはエアスライドです。

  エアスライダの外観例
  エアースライダー(エアースライド)の外観例
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